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メコンデルタ地方カントー市で9日午後8時ごろ、食道に小さなりんごをつまらせた幼児がすでに死亡していると誤診され、別の病院に向かう救急車の中で死亡するという痛ましい事故が起きた。 同市在住のレ・チョン・ニャン君(3歳)は同日午後6時ごろ、祖母の家でりんごを両手に1つずつ持って遊んでいたが、何かをのどに詰まらせた様子で全身が紫色になっていることに父親が気付いた。ニャン君はカントー市総合病院に緊急搬送されたが、受け付けた病院の救急スタッフはニャン君がすでに死亡していると判断、連れ帰るよう申しわたした。 いったんニャン君を家に連れ帰った家族は、ニャン君の体がまだ温かいため121病院に連れていったところ、カントー小児病院へ移送することになった。しかし、移送中の救急車の中でニャン君は死亡してしまった。同小児病院で解剖した結果、食道から小さなりんごが取り出された。 同市警察の調べによると、最初の時点で手術を受けていれば、ニャン君は死亡しなかった可能性があるという。
[2007年10月11日 Tuoi Tre紙 電子版]
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