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[社会]

製氷工場のガス漏れで住民400人が一時パニック

2007/08/30 07:28 JST更新

 メコンデルタ地方カマウ省カマウ市第4地区で22日午後10時45分ごろ、突然異臭を伴う灰色のガスが立ちこめ、寝静まっていた地域住民400人以上がはだしのまま家の外に飛び出し、悲鳴を上げるなど一時騒然となった。  このガスは同地区にあるティンロイ製氷社の工場から漏れ出した製氷用の冷却ガスで、同工場の近くに住む男性によると、ガス漏れ事故の発生を知ってすぐに家の窓を閉めたが、約10分後には濃いガスが家の中に充満したため妻と子供を連れて逃げ出したという。同日午後11時30分ごろガス漏れは止まり、住民は午前0時には帰宅したが、数人が吐き気や息苦しさを訴えた。  同省資源環境局は23日、同工場の操業を一時停止させ、同社社長に被害に遭った住民の健康に責任を取るよう命じた。同局の調査の結果、製氷工場の冷却ガスを送る管に約10センチの亀裂が入り、そこからガスが漏れたことが判明した。  

[2007年8月24日 Tuoi Tre紙]
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