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[社会]

ネット中毒の若い女性らを狙った人身売買のわな

2007/07/18 10:25 JST更新

 最近、若い女性の間ではインターネット店で料金が払えなくなると、チャット相手の見ず知らずの男性を呼び出して肩代わりしてもらうことが珍しくなくなっているが、これを悪用した男たちが知り合った女性らを中国に売り飛ばしていたことが発覚した。  2006年3月、ハノイ市内のインターネット店を利用していたCさん(22歳)は、チャット中に知り合った「thatlongxinloiem1281」というハンドルネームのフイと名乗る男にネット料金を精算してもらった。その後、フイとその友人の男は一緒に携帯電話ビジネスでひともうけしないかと言葉巧みにCさんを中国国境に連れ出し、約200万ドン(約1万5000円)で中国側の売春組織に売り飛ばすと姿を消した。Cさんは1日に5~7人の客の相手をさせられ売春宿を転々とする日々が続いたが、2006年末になって同じ境遇のベトナム人女性と共に脱走に成功した。  ベトナムに戻ったCさんは、毎晩チャット上で支払いに困った振りをして「thatlongxinloiem1281」が声をかけてくるのを待ち続け、今年7月、ついにこの男を店に呼び出して警察に突き出すことができた。  この男フイの本名はチャン・バン・クエン(24歳)といい、相棒の男グエン・バン・ドゥオック(22歳)も同日逮捕された。警察の調べで、2人が女子大生や店員など10人近くをCさんと同様の手口で中国の売春組織に引き渡していたことが分かった。警察は2人の余罪をさらに追及している。  

[2007年7月11日 Thanh Nien紙 電子版]
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