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ホーチミン市のチョーライ病院で18日、麻酔技師が似た名前の患者を取り違えて麻酔を行い、患者が危篤状態に陥るという医療ミス事件が起きた。 この日の朝、手術患者の待機室には2人のファンさんが待っていた。肺の手術を受けるため、静脈麻酔が必要なカンボジア越僑のネアン・ファンさん(69歳)と、アンザン省在住で前立腺の内視鏡手術を受けるため局所麻酔が必要なボー・タン・ファンさん(91歳)。麻酔技師が手術室に入るようネアン・ファンさんの名前を呼んだとき、高齢のタン・ファンさんは自分のことと聞き間違え、麻酔技師について手術室に入ってしまった。そのままタン・ファンさんは間違って静脈麻酔を打たれ、しばらくしてからミスが発覚した。タン・ファンさんの容態は一時極めて危険な状態に陥ったが、1時間におよぶ救命措置をうけて同日午後には容態が安定した。 この事件について同病院では、関係者から報告書を提出させ、反省会議を開いて今後の再発防止に役立てることにしている。
[2007年4月19日 Tuoi Tre紙 電子版]
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