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今月5日から2日間の日程でベトナムを訪問したビル・クリントン前米大統領は6日、ハノイ市のシェラトンホテルで開催されたHIV/エイズ予防対策に関する若者たちとの座談会に出席し、ベトナムでのHIV/エイズ対策に力を注いでいるクリントン財団の代表として、HIVに関する理解を深め、感染者に対する差別をなくすことの大切さを訴えた。 座談会にはHIV感染者や学生らが参加し、自らの体験談や意見を交換し合った。その一人、ファム・ティ・フエさんはHIVに感染していることを公表した女性で、現在は国連のエイズ予防啓発ボランティアを務めている。彼女は感染を知り自殺を考えたことや、差別を受けてきたことなどについて語った。彼女の話に注意深く耳を傾けていたクリントン氏は、差別を苦に自殺するHIV感染者が依然後を絶たないことについて、HIVについての正しい知識が人々の間に浸透していないことが問題だと指摘し、若者が積極的に啓発活動に参加することも重要だと話した。
[2006年12月6日 Thanh Nien紙 電子版]
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