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このほど、精神病の韓国人男性と結婚させられたベトナム人女性Aさんが在韓ベトナム大使館と国際結婚問題を扱うNGO組織の支援を得て帰国した。カントー市出身のAさんはBというベトナム人のブローカーを通じて韓国人男性と結婚し5月17日に韓国に入国したが、自分の夫が精神病であるとは知らされていなかった。同居を始めてすぐに夫の異常に気付き、夫からの度重なる暴力に耐えかねたAさんは逃亡を図り、警察に保護されると直ちに離婚の手続きを行った。Aさんは20日間の恐怖生活で7キロも体重が減少してしまったという。 Aさんの話によると、この事件の責任はブローカーのBにあると見られる。Bは客から多額の手数料を巻き上げて違法な手続きを行っており前科があることも分かっている。さらに、在韓ベトナム大使館がAさんの事件についてBに連絡したところ、Bは直ぐに韓国の結婚斡旋業者にAさんの身柄を引き取りに行くように電話をしていた。幸い、韓国警察が警戒していたおかげでAさんは無事に帰国できたが、そうでなければ、Aさんは別の斡旋会社に"転売"され、他の男性と結婚させられていた可能性もあったという。
[2006年6月9日、Nguoi lao dong紙、電子版]
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