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[社会]

鉄道公社の関連会社をダフ屋行為で摘発

2006/05/10 07:10 JST更新

 ハノイ駅は4日、鉄道公社の関連会社である第1地区鉄道株式会社が駅外で列車の切符を大量に転売していたことを認めた。同社は、取りにくい連休期間中の寝台席の切符を大量に一括購入、それに利益分を上乗せし、駅構外で転売し利ざやを稼いでいた。販売された切符の数は明らかになっていない。同駅では、同社への切符販売を停止する、としているが、利益の一部は大量購入の見返りとして既にハノイ駅関係者にも還流していたものと見られている。  ハノイ駅前では、普段から50人ほどのダフ屋が商売をしているが、これを取り締まる法律は現在まだ整備されていない。ダフ屋が駅構内で活動した場合は、駅の公安員が捕らえて公安へ身柄を渡すことができるが、公安でもできることは注意のみ。地元公安でも、ダフ屋の氏名を把握し、乗客に向けてダフ屋の写真つきの注意書きを駅前に掲示するなどしているが、法的な拘束力がないため、取締まりもできないのが実情だ。 

[2006年5月5日 VnExpress]
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