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- メンバー6.6万人以上の売春ルート運営
- メッセージングアプリを使って売春仲介
- 売春婦にはモデルや歌手、16歳未満も
ホーチミン市人民裁判所は14日、メンバー6万6000人近くの売春斡旋ルートを組織した元締めのグエン・フウ・タイ被告(男・27歳)に売春斡旋罪で12年、わいせつ物頒布罪で3年の計15年の禁固刑を言い渡した。
起訴状によると、公安省刑事警察局は2024年1月17日、同市1区グエンクーチン街区にあるホテルの立ち入り検査を実施し、売春行為を働いていた男女2組を発見した。捜査を進める中で、タイ被告が2022年6月頃からチエウ・マン・ニャー・ダットという名前を使い、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で売春を希望する女性を募り始めたことを突き止めた。
その後、被告はメッセージングアプリのテレグラム(Telegram)で複数のグループを作り、売春斡旋ルートを組織。売春婦の名前、生年月日、身長、体重、ビデオ、サービス料などの情報を掲載し、グループへの参加を希望する者は会費を払う必要があった。1回当たりのサービス料は500万~600万VND(約2万7000~2万8000~3万3000円)、一晩当たりのサービス料は1000万~1500万VND(約5万6000~8万4000円)だった。
テレグラムのグループは計7つで、メンバー数は最終的に6万5978人に上った。元締めのタイ被告が仲介を担当し、まずは客と価格交渉して合意した後、売春婦の連絡先を客に教えるという流れ。客が売春婦に直接サービス料を支払い、被告が仲介料を徴収した。
グループに参加していた売春婦には、学生やモデル、女優、歌手、キーオピニオンリーダー(KOL)などが含まれ、中には16歳未満の未成年もいた。被告は売春斡旋や会費などで約150億VND(約8300万円)を不正に稼いでいた。
警察によると、16歳未満だった売春婦2人は現在も所在が不明のため、他の18歳未満の売春婦らの事件とは切り離し、引き続き捜査を継続していく方針だ。