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- 不適切行為と認識し動画削除、謝罪文投稿
- 2つの規定に対する行政違反で罰金処分
- 再度の違反行為でさらに厳しい処分も
ホーチミン市情報通信局、同市警察内部政治安全部(PA03)、同市文化スポーツ局は27日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上での情報提供に関して、「ミセス・ワールドピース(Mrs. World Peace)」2017年大会の優勝者フオン・レさんを事情聴取した。
事情聴取でフオン・レさんは、「アンチ」から攻撃されたことで、突発的にライブ配信中に国歌の歌詞を変えて口ずさんだものであり、不適切な行為だったと認識したため動画を削除し、個人のページでも謝罪文を投稿したと説明した。
関連機関は、本人の目的、動機、内容、違反に対する認識や態度を考慮し、著作権・著作隣接権に関する行政違反の処分を規定した政令第131号/2013/ND-CP第10条2項に基づく行政処分を科すことを決定した。同規定では、作品を歪曲し、作者の名誉と信頼を損なう行為に500万~1000万VND(約2万9000~5万8000円)の罰金を科すことが定められている。
このほか市情報通信局は、フオン・レさんに、民族の良風や美俗に反する情報の提供・共有があったとして、郵便・通信および情報通信(IT)分野における行政違反の処分を規定する政令第15号/2020/ND-CP第101条1項bに基づく罰金を科すことを決定した。同規定では、1000万~2000万VND(約5万8000~11万6000円)の罰金を科すことが定められている。
市情報通信局は、本人が再度違反行為をした場合には、関連機関と連携して、さらに厳しい処分を科すことを検討するとしている。