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- ベトテルの協力で試験運用を開始
- 市内交差点に監視カメラや機器を設置
- 市内交通状況をリアルタイムで管理
ハノイ市交通運輸局は4日、同市交通管制センターにおけるスマート交通管制システムの試験運用を開始した。
同システムは、国防省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊通信グループ(ベトテル=Viettel)の協力により展開するもの。複数のソフトウェアと周辺機器から成り、交通の監視、整備、違反処分のサポートだけでなく、公共交通機関や交通インフラ、駐車場などの管理機能も備えている。
現時点では、ファムバンバック(Pham Van Bach)通りの交差点2か所に、交通違反監視、交通量計測、速度計測などの用途向けカメラおよび機器が既に設置されて試験的にシステム運用を開始。
管理当局はスマート交通管制システムを介して、市内の交通ネットワークをリアルタイムで管理することが可能。市は試行を経て、事業範囲を順次拡大し、システムの機能を増強しつつ、2029年までにスマート交通システムの完成を目指す方針。