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- ヘアドネーションイベントで髪の横領?
- 病院など関係者の証言でデマと判明
- 残りのカツラ653台は病院が保管中
がん患者に髪を寄付するチャリティ事業(ヘアドネーション)に参加した有名ヘアサロンが寄付された髪を横領したとの告発がインターネット上に投稿されて大きな話題となっていたが、関係者らの証言によりデマと判明した。
北部紅河デルタ地方バクニン省総合病院で11日、ヘアドネーションイベントが開催された。これは同病院が「がん患者の明るい明日への支援基金」と協力して主催したもの。
同イベントでは703人が髪を寄付。地元の有名ヘアサロン「1900ヘアサロン(1900 Hair Salon)」を含む16軒のヘアサロンが美容師を派遣して、参加者の髪を無料でカットした。
その後、イベントに参加した某ヘアサロン関係者が「700人以上から寄付があったが、患者に贈られたカツラは50台程度で、残りは1900ヘアサロンが横領した」とインターネットに告発文を投稿。
1900ヘアサロンは今回の告発について、イベントに参加したことを認めた一方で、「ヘアカットの手伝いをしただけで、寄付された髪は当店では保管していない」と反論した。
この騒動をめぐり、同病院の責任者は「告発は事実無根。残りのカツラ653台は病院が保管しており、後日に基金に引き渡される」と述べた。同病院は、虚偽情報が流れたことに遺憾の意を示しており、関与した人々の捜査について同省警察に協力しているとした。