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- エーパックスの残り19拠点の閉鎖を検討中
- 今もなお授業料938億VNDが未返金
- 会長が詐欺・資産横領容疑で逮捕
エーパックス投資ホールディングス[IBC](Apax Holdings)がホーチミン市で運営する英語学校「エーパックス・リーダーズ(Apax Leaders)」について、同市教育訓練局は20拠点の閉鎖を完了したことを明らかにした。
残る19拠点については、地元当局と協力して現状を確認した上で閉鎖の可否を決定する。同校の生徒の今後について、当局は他の英語センターに受け入れと学費の優遇の適用を提案している。
同校は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を理由にオンライン授業を行うとしていたが、予告なしにたびたび授業を休講にした。コロナ収束後は対面授業を再開したものの、休講が頻繁に続き、問題が解決されなかったため、保護者らは授業料の返還を求めていた。
しかし、IBCは約束を守らず、今もなお総額938億VND(約5億7000万円)の授業料を払い戻していない。このほか、教職員の給与や施設賃貸料の未払いもあるという。
なお、イーグループ(Egroup)やIBCの会長を務めるグエン・ゴック・トゥイ容疑者(男・42歳)が3月下旬、詐欺・資産横領容疑で逮捕された。公安省によると、多くの投資家が、トゥイ容疑者がイーグループ株の譲渡を通じて資産を騙し取ったと告発し、被害を届け出た。捜査の結果、証拠を掴んだため、逮捕に踏み切ったという。