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- ニャチャンで相次ぐコムガー食中毒
- 小学5年生女児が搬送途中で死亡
- 複数学校で集団食中毒、数十人が入院
南中部地方カインホア省ニャチャン市のビンチュオン小学校(truong tieu hoc Vinh Truong)で5日朝、5年生の女児が朝食後に体調不良を訴え、病院への搬送中に死亡した。また同日には、市内の他の学校でも集団食中毒が発生し、数十人の生徒・児童が入院した。
死亡した女児D・N・B・Tちゃんは、外で朝ご飯を食べてから登校。その後、食中毒のような症状を発症して、カインホア省総合病院に緊急搬送されたが、病院に到着する前に容体が急変して死亡した。同校では同日、この女児の他にも腹痛と下痢を訴えた児童が病院に搬送された。
Tちゃんがコムガー(チキンライス)を食べた後に死亡したとの情報は、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で瞬く間に拡散され、ビンチュオン小学校の校門前には、心配した多くの父兄が子供を迎えに殺到した。
この日、食中毒騒動があったのはビンチュオン小学校だけではなく、同じ地区にある他の小学校と中学校でも集団食中毒が発生。生徒・児童らはいずれも外で朝食を摂ってから登校し、その後に体調不良を訴えていた。
地元当局によると、死亡したTちゃんを除く、搬送された生徒・児童の大半は軽症とのこと。食中毒を発症した生徒・児童らはいずれも朝食にコムガーを食べたと話している。なお、死亡したTちゃんは心臓病の持病を患っており、詳しい死因は判明していない。
警察と自治体は現在、学校の協力を得て、食中毒発生の原因などを調査している。最近、ニャチャン市ではコムガーが原因とみられる集団食中毒が相次いでおり、関連性なども疑われている。なお、当初は朝食にコムガーを食べたとされていたTちゃんだが、その後の調査で校門付近にある露店で寿司を食べてソフトドリンクを飲んでいたことが確認された。