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- メンバー6.6万人以上の売春ルート摘発
- メッセージングアプリを使って売春仲介
- 売春件数数千件、不正利益150億VND
公安省刑事警察局は1月30日、メッセージングアプリのテレグラム(Telegram)などを使った売春斡旋ルートを摘発したと明らかにした。
同ルートのテレグラムのグループに参加していたメンバーは約6万6000人に上る。グループに参加していた売春婦には、学生やモデル、女優、歌手、キーオピニオンリーダー(KOL)などが含まれる。
刑事警察局は張り込み捜査を経て、ホーチミン市警察と協力して摘発に踏み切った。1区のホテルの立ち入り検査を実施した際、男女2組が売春行為を働いているのを発見した。
その後、同ルートのマミーとして特定されたグエン・フウ・タイ容疑者(男・26歳)が、売春仲介容疑で逮捕された。家宅捜索では、現金や預金が証拠物件として押収された。タイ容疑者は犯行を認めている。
同容疑者は麻薬違法所持の前科があり、2022年6月に服役を終えて出所した。2022年8月に売春斡旋を開始し、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を介して売春婦を募った。
また、顧客データベースを確保すべく、テレグラムの複数のグループを作ったり買い取ったりし、買春需要がある人々を集めた。テレグラムのグループに参加するには会費を支払わなければならなかった。
容疑者はグループ上に、売春婦に関する電子新聞などのURL、写真、氏名、コード、誕生年、身長、体重、スリーサイズ、サービス料金を投稿し、売春婦の知名度や容姿レベルに応じて、500万VND(約3万円)~数億VND(1億VND=約60万円)で客にサービスを提供していた。
容疑者が仲介した売春の件数は数千件に上り、会費と仲介料による不正利益は150億VND(約9000万円)以上に達するという。
同事件をめぐり、警察は裏付け捜査を進めている。