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- 米マイクロソフト、ベトナム人3人提訴
- 7.5億件超の偽アカウント販売
- 詐欺ツールも提供、大規模被害
米マイクロソフト(Microsoft)は13日、詐欺活動に使うとみられる多くのマイクロソフトアカウントを作成・販売したとして、ベトナム人3人のグループを提訴したと明らかにした。
提訴されたのは、「Duong Dinh Tu」、「Linh Van Nguyen」、「Tai Van Nguyen」の3人。3人は「Storm-1152」という名称で活動し、ベトナムを本拠地としている。
3人は、2021年から摘発されるまでに7億5000万件以上のマイクロソフトアカウントを作成・販売したほか、CAPTCHAを自動的に解決して認証をバイパスするツールなどの詐欺ツールも提供していた。これにより、グループは数百万USD(100万USD=約1億4200万円)の不法収入を得ていたとされる。
オンラインアカウントは、サイバー攻撃における重要なリソースであり、犯罪者が攻撃キャンペーンを自動化するのにも役立ち、悪意のあるアカウントの検出・阻止を困難にしている。
なお、「Storm-1152」は、他の犯罪グループによるデータ盗難やランサムウェアキャンペーンにも関与したとされている。
「Storm-0252」、「Storm-0455」、「Octo Tempest(別称:Scattered Spider)」は、「Storm-1152」から提供されたアカウントを使用して世界中の組織のシステムに侵入し、ランサムウェアを展開していたことが確認された。被害に遭った組織のサービス中断による被害額は数億USD(1億USD=約142億円)に上ると推定される。