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- ベトナムが世界冷房誓約に参加
- 50年までにカーボンニュートラル達成
- ベトナムは近年、冷却装置需要が大幅増
アラブ首長国連邦(UAE)で開催されていた第28回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP28)で「世界冷房誓約(Global Cooling Pledge)」が発表され、ベトナムは同誓約に参加を表明した最初の63か国の一つとなった。参加国にはこのほか、米国や英国、日本などが含まれる。
同誓約では、2050年までに冷房機器関連の二酸化炭素(CO2)排出量を2022年比▲68%以上削減し、地球の平均気温上昇を+1.5度に抑え、高効率空調機器やイノベーション技術の市場普及を促進するなどして、2050年までに「カーボンニュートラル」を達成することを目指す。
ベトナムは気候変動の影響を最も深刻に受けている国の一つ。ベトナムでは近年、冷却装置の需要が大幅に増加している。持続不可能な冷房は多量のエネルギー・燃料を消費するだけでなく、温室効果ガスの排出量増に繋がっているのが現状だ。