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- 高校生5人組がアイデアコンテスト優勝
- サツマイモなどでバイオプラスチック生成
- 製品はチェス駒など、日用品も製作予定
ホーチミン市ビンタイン区のチャンバンザウ高校の生徒5人から成るグループはこのほど、「2023年生徒・学生によるスタートアップ・アイデアコンテスト」で優勝した。グループはベトナム国家大学ホーチミン市校の教員らのアドバイスを受けて、サツマイモとバガス(サトウキビの搾りかす)、コーヒーかすからバイオプラスチックを作り、環境に優しい製品に仕上げた。
グループ代表のブー・ティ・ホン・ミンさんによると、分解するまでに長い年月がかかるプラスチックの排出量を減らして環境に配慮した生活を送りたいという思いから、バイオプラスチック製品を作るアイデアが生まれたという。
グループメンバーのグエン・ティ・ホアイ・ニーさんは「捨てられたサツマイモを乾燥させて粉状のでんぷんを取り出し、バガスとコーヒーかす、その他の添加物を混ぜて環境に優しい製品を生み出しました。失敗の繰り返しで成功するまでに約5か月かかりました」と苦労を語った。
製品はチェスの駒やシャンチー(中国将棋)の駒、卓上植木鉢など。グループは今後、チェス盤や箱、トレイ、日用品などの製品もバイオプラスチックで作りたいと考えている。