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日本の医療ツーリズム(外国の医療サービスを受けることを目的とした旅行)の発展をテーマとする座談会がこのほど開催された。
ベトフットトラベル(Vietfoot Travel)のファム・ズイ・ギア社長によると、以前はベトナム人の日本への医療ツーリズムは査証(ビザ)の取得や費用面、情報面などの問題で困難だったが、日本が医療ツーリズムを後押しする政策を進めるようになったためビザを取得しやすくなったという。
ギア氏は、日本の複数の大手医療法人と2年間協力を続けた結果、医療サービス目的で日本を訪れるベトナム人の数が増加し、今年は1000人に達する見込みだと明らかにした。
医療ツーリズムの料金は1人当たり約6000万~6億VND(約36万8000~368万円)。幹細胞治療を組み込む場合は、1週間で13億VND(約798万円)近くの費用がかかる。ベトナム人の多くは、人間ドックやがん健診、透析療法などのパッケージを選んでいる。
ギア氏は、今後7種類の医療ツーリズムを展開する予定で、2024年には医療ツーリズムで訪日するベトナム人の数は2000人を超えると予想している。
MHCベトナム(MHC Vietnam)のグエン・ホン・アイン副社長は、医療ツーリズムを希望する人の増加に応えて、日本での医療サービスの提供場所を首都圏に加え、関西や北海道など他の地域にも拡大する考えを示した。