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韓国空軍(ROKAF)はこのほど、ベトナム出身の移民であるイ・ホジョン(Lee Ho-jeong)さん(女性・41歳)が、今年の韓国のナショナルパイロットに選定され、ソウルで17日から22日にかけて開かれた航空ショーで戦闘機T-50を操縦するチャンスを得たことを明らかにした。
イさんは、結婚のため2001年に韓国に移住し、2007年に韓国籍を取得した。二児の母であり、銀行職員とベトナム語の家庭教師をするなどして生計を立てながら、軽飛行機の操縦免許を取得した。
厳しい選考の末、今年のナショナルパイロット4人のうちの1人に選定されたイさん。韓国空軍は2年に1度、4人のナショナルパイロットを選定しており、選ばれた人は軍用機に乗るチャンスが得られる。17歳以上の韓国民が応募でき、面接や飛行訓練を経て最終的に選ばれる。韓国空軍によると、今年のナショナルパイロットには2678人が応募し、2007年の開始以来最も高い競争率となった。
制度開始以来これまでに、大学生、オフィスワーカー、警察、看護師、教員など37人がナショナルパイロットに選ばれている。