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エーパックス投資ホールディングス[IBC](Apax Holdings)傘下の英語学校「エーパックス・リーダーズ(Apax Leaders)」は、保護者との約束を守らず、11日になっても期日通りに授業料を十分に払い戻していない。
エーパックス・リーダーズのグエン・アイン・トゥアン最高経営責任者(CEO)は、「家庭の事情」により、同日より無給休暇を取ると発表した。同氏は既に業務の引き継ぎを完了し、エーパックス・リーダーズの法的代表者はIBCのグエン・ゴック・トゥイ会長が務めている。
同校は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を理由にオンライン授業を行うとしていたが、予告なしにたびたび授業を休講にした。コロナ収束後は対面授業を再開したものの、休講が頻繁に続き、問題が解決されなかったため、保護者らは同校に対し、授業料の返還を求めていた。
数十人の保護者らは10日午後、ホーチミン市フーニュアン区ファンシックロン(Phan Xich Long)通りにある同校の拠点に集まり、授業料の返還を改めて求めた。
ホーチミン市教育訓練局によると、同校は市内で3か所の拠点を展開しており、いずれも英語センターに求められる要件を満たしているという。
なお、エーパックス・リーダーズは全国で120か所の拠点を展開し、一時は12万人の生徒を抱えていた。新型コロナの影響と相まって、不動産投資に失敗したことがキャッシュフローを大幅に狂わせたとみられる。