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ホーチミン市ビンタイン区にある高級都市区の「ビンホームズ・セントラルパーク(Vinhomes Central Park)」と「サイゴンパール(Saigon Pearl)」が占有しているサイゴン川沿い道路の一本化に向けて、「ビンホームズ・セントラルパーク」の投資主であるビンホームズ[VHM](Vinhomes)は、同社が都市区内に建設した道路「D1-D19」を市に引き渡すと発表した。
ビンホームズ・セントラルパークとサイゴンパールの境には壁が建設されており、長年にわたり市民の通行の妨げとなっている。両都市区の投資主と住民は、プライバシー保護と物件の価値を上げるために道路の接続に反対して、道路を占有してきたが、市人民委員会は通行の妨げとなる壁の存在を問題視し、2022年11月に壁の取り壊しと川沿い道路の一本化を指示した。
実際、都市区内の公園や道路は都市区の私有施設ではなく、公共施設として位置づけられており、投資主はプロジェクト内の公共施設を建設後、国に引き渡さなければならないと規定されている。
なお、都市区内の公園や道路の保守メンテナンス費用は住民の自己負担となっているが、市への引き渡しが実現した施設については、市が公的予算を拠出して管理することになる。