(C) vnexpress 写真の拡大. |
台湾名物の「臭豆腐」は強烈なにおいを発するため、ホーチミン市で営業するのは苦労を強いられるようだ。近隣住民からの苦情で、立ち退かざるを得なくなるためだ。
同市3区のチャンクオックタオ集合住宅のたもとで、臭豆腐の屋台を開いたカンさんは、1か月も経たないうちに店を閉じることになった。6月初旬に開店すると店は繁盛し、売り切れる日もあるほどだった。屋台にはレンジフードを設置し活性炭も使ったが、臭いを完全に消すことはできなかった。住民の苦情が連日続き、とうとうカンさんは3週間営業しただけで店を閉じた。場所代の保証金として6か月分を支払っていたが、それも失った。1区、3区、フーニュアン区とあちこち探したが適当な場所が見つからない。カンさんは「中心部から少し離れたタンビン区で探してみる。来週にも店を再開できたらいいのだけれど」と話した。
ゴーバップ区のグエンタイソン通りの路地に臭豆腐の店を開いたハインさんは、過去3年間で3回場所を替えた。ビンタイン区のバーチエウ市場とフーニュアン区のグエンディンチエウ市場で屋台の店を開いていたが、住民や市場の人達から移動を求められた。「この路地に引っ越してきたのは1か月前。小さな店を借りて、レンジフードを取り付けた。ただ、臭いをなくすのは難しい」と話した。店を開くと、さっそく「臭い」と苦情があったという。