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科学者向けの学術プラットフォーム「Research.com」がこのほど発表した世界のベスト科学者ランキング2023年版に、日本の広島大学所属のチャン・ダン・スアン教授が掲載された。日本に滞在中のベトナム人としては唯一のランクインとなる。
スアン氏は農学および植物科学の分野で選ばれた。国際的な科学ジャーナルに200本余りの論文を発表し、籾から抗がんや抗糖尿病などの作用があるとされる化合物のモミラクトンAおよびBを発見した。広島大学の科学者78人もランキングされているが、外国人はスアン氏だけだ。
ベトナム国内のベトナム人科学者は以下の14人がリストに掲載された。
◇ズイタン大学:ホアン・ニャット・ドゥック博士、チャン・グエン・ハイ博士、ブイ・クオック・ティン准教授
◇ハノイ国家大学:レ・ホアン・ソン准教授、グエン・ディン・ドゥック教授、トゥー・ビン・ミン准教授、ファム・フン・ベト教授
◇フェニカー(Phenikaa)大学:グエン・バン・ヒエウ教授
◇ハノイ医科大学:チャン・スアン・バック准教授
◇公衆衛生大学:ホアン・バン・ミン教授
◇ホーチミン市工業大学(HUTECH):グエン・スアン・フン教授、フン・バン・フック博士
◇バンラン大学:グエン・トイ・チュン准教授
◇トンドゥックタン大学:タイ・ホアン・チエン准教授
ランキングは、発表論文数や被引用数による評価指数「Dインデックス」に基づいて評価されている。「Research.com」は世界の16万6880人の科学者のデータを調査した。