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複数の省・市の多くの保護者が、英語学校「エーパックス・リーダーズ(Apax Leaders)」が広告と全く異なる質の低いサービスを提供したとして省・市レベルの教育訓練局に訴え、同校に授業料の返金を求めている件で、ホーチミン市教育訓練局はこのほど、管轄地域内の41拠点中40拠点の閉鎖を決定した。
同校は、教育大手エーパックス投資ホールディングス[IBC](Apax Holdings)が運営している。同校ウェブサイトによると、全国で120か所の拠点を展開し、12万人の生徒を抱えているという。
保護者らの訴えによると、同校は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を理由にオンライン授業を行うとしていたが、予告なしにたびたび授業を休講にした。コロナ収束後は対面授業を再開したものの、休講が頻繁に続き、問題が解決されなかったという。保護者らは同校に対し、授業料の返金を求めている。
ホーチミン市教育訓練局の責任者は今回の決定について、「決定の対象となっている40か所は、スペース賃貸契約の終了や教師不在などの理由ですでに休業している」と述べた。対象の拠点で同校が無断で授業を再開することのないよう、同市教育訓練局は拠点の閉鎖を決定したという。
なお、ホーチミン市で現在も授業を行っているのは、フーニュアン区ファンシックロン(Phan Xich Long)通りの1か所のみとなっている。