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北中部地方トゥアティエン・フエ省と南中部沿岸地方ダナン市を結ぶハイバン峠の道から転落した男性が事故発生から5日後に救出された。
事故に遭ったのは、ホーチミン市在住のB・X・Hさん(男性・27歳)。Hさんは1月下旬にバイクで1人旅に出発。ハイバン峠のふもとにあるスンコー(Sung Co)ビーチを走行していた際に誤って崖から転落した。
負傷したHさんは、なんとか自力で崖下からの脱出を試みたが失敗。寒さと悪天候が続いて体力が奪われる中、食料も尽きてしまった。電波が届かない日が続いたが、28日夜に携帯が繋がって、ようやく家族と連絡を取ることができ、警察に救出を求めた。
通報を受けたダナン市警察は、専用車両と人員を動員してHさんの捜索を開始。29日午前1時50分ごろ、ハイバン峠の脇道でHさんのバイクを発見し、午前3時ごろにバイクがあった地点から約4km離れた崖の下でぐったりしていたHさんを発見。
険しい地形のため、救助隊を増員して国境警備隊とも協力。Hさんを海岸まで運んで高速船でダナン市内のハン(Han)川港に移送し、医師に身柄を引き渡した。事故発生から既に5日が経過していた。
ハイバン峠のふもとにあるスンコービーチは険しい地形にあり、アクセスする道路も整備されていないが、ダナン湾に面した大自然の雄大な景色を持つため、バックパッカーらの間では「チャレンジすべき場所」として有名だ。