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ホーチミン市ビンタイン区を通過するグエンフウカイン(Nguyen Huu Canh)通りに繋がるグエンフウカイン立体交差橋の地下ケーブル切断事故に関連し、市当局は品質鑑定の結果を踏まえ、12月31日からバイクの通行を許可する方針を明らかにした。
バイクの通行再開後も、交通工事建設投資プロジェクト管理委員会(TCIP)は、同橋の構造的な変位や亀裂の拡大などを監視していく。同橋の地下ケーブル切断事故を受け、同市交通運輸局は9月下旬から同橋を通行止めにしていた。
TCIPが10月に提出した改修案によると、改修工事は2期に分けて45日間で行われる。第1期(10日間)では、橋の安全性の確保や更なる被害の軽減に向けた打開策を展開。この間、橋のメインスパンを支えるための足場を使用するほか、舗装の上に厚さ10mmの鉄骨を配置するなどして路盤を補強。第2期(35日間)では、ケーブルシステムの改修を行う。
しかし、事故が発生して既に3か月が経過したにもかかわらず、改修工事が始まっていない。なお、同橋の改修に伴い、同市人民委員会は市警察の提案のもと、このエリアの交通渋滞を緩和すべく、ビンホームズ・セントラルパーク(Vinhomes Central Park)とサイゴンパール(Saigon Pearl)の2つの高級都市区の境に建設された壁を取り壊し、道路を一本化するよう指導したが、これも実現には至っていない。