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南中部沿岸地方ダナン市情報通信局は21日、救急車を呼ぶ市民や救急車の運転手、管理当局などが利用できるスマートフォンアプリを、8月5日~9月15日までの1か月余り試験的に運用した結果を発表した。アプリによって救急車が2500回近く出動した。
アプリを市民が利用する場合は、GPS機能によって正確な位置を知らせることができるほか、救急車の移動状況や到着までの時間、最も近い医療施設の場所などを知ることができる。また、事態が収束した後、サービスの質を評価することも可能だ。
アプリは、管理当局である同市保健局と救急センターが、現場に派遣する救急車を決める時や救急車の動きを把握するのにも役立つ。万一、救急車が途中で事故に遭遇した場合、直ちに代わりの車両を送り出せる。患者の病状や処置内容、救急車の移動経路や速度などの情報は、アプリのシステムに自動的に記録される。
このアプリは、ダナン市の「2030年までを視野に入れた2025年までのスマートシティ構築計画およびデジタルトランスフォーメーション(DX)計画」の一環として、情報通信局と保健局、救急センターが共同で開発した。