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保健省は、ワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)の発行プロセスに関する決定第5772号/QD-BYTを発出した。同決定は20日付で発効した。
決定によると、ワクチンパスポートは、保健省から緊急使用が許可されている8種類の新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人にQRコード形式で発行される。有効期間は1年間。
対象となる新型コロナウイルスワクチンは以下の8種類。
◇中国シノファーム製「ベロセル(Vero Cell)」
◇キューバ製「アブダラ(Abdala)」
◇英アストラゼネカ(AstraZeneca)製ワクチン
◇ロシア製「スプートニクV(Spunik V)」
◇米ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson=J&J)製ワクチン
◇米モデルナ(Moderna)製ワクチン
◇米ファイザー(Pfizer)製ワクチン
◇アラブ首長国連邦(UAE)製「ハヤット・バックス(Hayat-Vax)」
なお、発行までのプロセスは以下の通りとなっている。
ステップ1:各接種施設がワクチン接種を受けた人々に関する情報の確認・検証・認証を行う。
ステップ2:接種施設がワクチン管理プラットフォームでワクチン接種データのデジタル署名を行う。
ステップ3:保健省傘下の予防医療局がワクチン接種証明書のデジタル署名を行う。
ワクチンパスポートには、本人の生年月日や国籍、認証対象となる病名、接種回数、接種日、ワクチン種類、メーカーなどの情報が収録される。これらのデータはデジタル署名・暗号化されQRコードとしてパッケージ化される。