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新型コロナウイルスに感染するリスクの高い人混みを避けた自然の中でのキャンピングが、ベトナムの若い家族や若者たちの間で人気になっている。
ハノイ市在住のニュンさんは夫と4歳の息子の3人家族で、1週間おきにキャンプに出かける。ハノイ市から遠くなく、人が少なく自然豊かな安全な場所が条件で、東北部地方フート省のスアンソン国立公園や東北部地方ランソン省のドンラム草原などが適しているという。車にテントとアウトドア用のテーブルセットや調理器具、食材などを詰め込んで出発すれば、他の人と接触することはまずない。ニュンさんは家族の絆を強め、子どもの自然教育にも有用と、キャンピングを気に入っている。
ホーチミン市在住で観光業界で働いているホアンさんは、趣味と実益を兼ねて毎週キャンプに行く。新型コロナの流行が落ち着いたらトレッキングツアーの催行を考えている。一緒に行くのはガールフレンドまたは2~3人の友人で、近場の自然にバイクで向かう。直近では、東南部地方バリア・ブンタウ省のジン山に出かけた。ホアンさんは「カフェやレストランに行くより、自然の中でのキャンプの方が安全」と話した。