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ベトナム人のユーチューバー(YouTuber)が、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の国産車メーカーであるビンファスト(VinFast)が製造・販売するセダン「Lux A2.0」を購入し、自身のユーチューブ(YouTube)チャンネルに車両の不具合を指摘する動画を投稿したことで、ビンファストに提訴されたことが大きな話題になっている。
提訴されたのは、ユーチューブチャンネル「ゴーゴーテレビ(GoGo TV)」を運営するチャン・バン・ホアンさん(男性、ホーチミン市在住)。ホアンさんは1月に「Lux A2.0」を購入したが、不具合が生じたため複数回にわたり代理店に修理・メンテナンスを依頼したという。
一方ビンファスト側は、ホアンさんが指摘した「不具合」の一部は実際には不具合に該当せず、また実際の不具合についても修理を完了したと反論。しかし、これを不服としたホアンさんは4月20日と28日の両日に、「ゴーゴーテレビ」に自身が購入した車両の不具合を指摘する動画を投稿した。
これを受け、ホアンさんの車は4月29日、トゥードゥック市タオディエン街区にあるビンファストの代理店でさらに検査を受けたが、検査の結果について双方の間で意見の食い違いがあった。
ビンファストは5月2日、誤った情報を流布したことで他の客に不安を与え、同社の信用を損なったとして、ホアンさんを提訴するための手続きを進めていると発表し、強い態度を示している。
一方のホアンさんは問題の動画を削除すると共に、この提訴の解決に向けて弁護人を依頼した。