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南部メコンデルタ地方アンザン省チャウフー郡ビンミー村(xa Binh My, huyen Chau Phu)で27日午前、ハウ(Hau)川の浸食で道路の土手が幅10m長さ40mにわたって崩れ落ちた。
土手沿いを通る道路は幅の約3分の1が崩れて川に飲み込まれた。同村では河川浸食がたびたび発生しており、国号91号線はこれまでに何度も崩れ落ちたことがある。
地元住民によると、4日程前から路面に亀裂が入り始め、27日午前には幅20~30 cmもの隙間が発生していた。その後、地鳴りのような大きな音がしたかと思うと、土手と土手沿いの道路が約1時間にわたって崩壊した。
道路の亀裂を確認していた地元当局が、交通整備やパトロール隊を配置するなどして警戒を強めていたため、車両や船の被害はなく、人的被害も発生しなかった。
同村ではこれに先立ち2019年8月にも、河川浸食により土手と土手沿いの国道91号線が幅25m長さ100mにわたって崩壊する事故が起きていた。
なお、全長142kmの国道91号線は、南部メコンデルタ地方カントー市とアンザン省ティンビエン国境検問所を結ぶ同地方の幹線道路で、カンボジアとの貿易で重要な役割を果たしている。