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ホーチミン市ビンチャイン郡ビンロックB村(xa Vinh Loc B)で2018年12月に配車アプリ「グラブ(Grab)」の運転手の男性が殺害された事件で、ホーチミン市人民裁判所は18日、強盗殺人罪に問われていたグエン・バン・ホー被告(男・22歳)に死刑の判決を下した。
起訴状によると、ホー被告は2015年に南部メコンデルタ地方アンザン省からホーチミン市に移り、ビンロックB村に部屋を借りてれんが積み工の手伝いをしていた。その後、飲食店で働き、月に300万VND(約1万4400円)の収入を得ていた。ホー被告はバイクタクシーをよく利用していたため、被害者のフンさんとは顔見知りだった。
2018年12月4日の朝、金に困っていたホー被告は、フンさんから現金とバイクを奪うつもりで送迎依頼を装いフンさんを呼び出した。ホー被告は、ビンロックB村のラックカウスオイ橋(cau Rach Cau Suoi)付近の人気のないところにバイクを停めさせ、友人に電話をするふりをしてナイフを取り出し、フンさんを脅した。
フンさんが抵抗したため、ホー被告はフンさんを何度も刺して殺害。フンさんの携帯電話2台と現金10万VND(約480円)、バイクを奪って現場から逃走し、自宅に帰った。
その後、インターネットでバイクを600万VND(約2万8700円)で、携帯電話1台を200万VND(約9600円)で売り、もう1台は自身で使用した。ホー容疑者は得た金で質に入れていたバイクを取り戻し、3か月後に故郷に隠れているところを逮捕された。
捜査で、ホー容疑者は過去にも義母の自宅からネックレスやイヤリングを盗んだと供述した。しかし、被害者が告訴しなかったため、当局はこの件では起訴しないこととした。