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語学学校運営や語学書籍出版を手掛ける韓国のYBMが2019年12月、ベトナムとタイで「JPT(日本語能力試験)」を初実施した。
JPTは日本の法務省入国管理局から、日本における日本語教育機関への入学に際して実力を証明する試験の1つとして認められている。ベトナムではホーチミン市のRENSEI VIETNAM、タイでは佐鳴予備校タイ・バンコク校(SANARU)が、それぞれ運営を担当する。
韓国では毎月1回ずつ試験を行っているが、次回ベトナムでは3月22日、タイでは2月16日に実施予定だ。YBMは今後もJPTの試験実施国を拡大していきたいとしている。
JPT日本語能力試験はコミュニケーション能力を重視しており、読解と聴解で構成される試験は即答が求められるため、会話や筆記能力も測定できるのが特徴だ。試験結果は10~990点の範囲による得点等化方式で通知され、点数ごとに日本語能力レベルを知ることができる。
韓国や日本の教育機関のみならず、韓国では韓国電力公社のような公共機関の新入社員選抜から大韓航空などの大企業による人事評価まで幅広く活用されている。