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ハノイ市カウザイ区レバンルオン(Le Van Luong)通りとグエンゴックブー(Nguyen Ngoc Vu)通りの交差点で20日午前7時30分ごろ、乗用車が暴走して複数のバイクに追突する事故が発生した。この事故で1人が死亡、1人が重傷を負った。
目撃者によると、事故を起こしたメルセデス・ベンツGLC250は突然暴走を始めて、信号待ちのバイク1台と衝突した。このバイクを運転していた20代の女性は道路に頭部を強く打ちつけた後、数メートル程引きずられて死亡。
乗用車はさらにバイク2台と電動自転車1台に追突して、ようやく停車したが、このうち1台のバイクに載せられていたガスボンベが追突された拍子に爆発。乗用車も含めて事故に巻き込まれた全車両が全焼する大惨事となった。ガスボンベを載せたバイクを運転していた男性も重傷を負った。
乗用車を運転していたブー・ティ・ホン・タイさん(女性・47歳、同区在住)はタイミングよく車外に逃げ出して無事だった。タイさんはパニック状態になり、道路に倒れた被害者女性に泣きながら抱きついていたが、しばらくして現場から逃走。その後、警察に出頭し、捜査のため身柄を拘束された。
タイさんは警察の取り調べに対し「ハイヒールを履いて運転していたため、ブレーキとアクセルを踏み間違えて事故を起こしてしまった」と供述している。なお、アルコール検査の結果では、タイさんの飲酒は認められなかった。