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地場の港湾設計・海洋技術コンサルティング株式会社(ポートコースト=Portcoast)はこのほど、海外から輸入した空中写真測量向けの無人航空機(Unmanned Aerial Vehicle=UAV、通称:ドローン)「Stormbee UAV S-20」をお披露目した。企業がこの無人航空機を導入するのは東南アジア地域でこれが初めて。
同社はこの無人航空機とともに、ファロー(FARO)製の3Dスキャンソリューションである無人航空機搭載型レーザースキャナー「Faro Focus S350-A」を利用して、東南部地方バリア・ブンタウ省にあるサイゴンベトナム国際港(SITV)の地形調査などを行う。
ベトナム港湾・水路・海洋エンジニアリング協会によると、これまでの地形調査は単に離れた地点を測定するしかなかったほか、すべて手作業で行っていたため効率も良くなく、多くの時間と労力を要していたという。
しかし、無人航空機を利用すれば、すべての地形と既存の構造物をわずか1mmの誤差内でスキャンすることができ、工事のミスや損傷のリスクを検出することも可能となる。