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地場電機メーカーのアサンゾ・ベトナム(Asanzo Vietnam)がベトナム製を装って中国製の製品を国内外で販売していた疑いを持たれていることを受けて、同社は商工省市場管理総局に対して、早期に調査を実施し「客観的な結論」を出すよう要請した。
大手新聞「トゥオイチェー(Tuoi Tre)」が昨年から行った潜入取材によると、アサンゾ・ベトナムは2014年から複数のペーパーカンパニーを通じて中国企業より完成品を輸入し、通関手続きの際に「電子部品」と申告していたほか、輸入した製品のタグを「Made in China」から「Made in Vietnam」に付け替えていたとされている。
アサンゾ・ベトナムのレ・バン・タム会長は、「2018年年初まではすべての家電製品の生産・組み立てを国内で行っていたが、2018年中旬からは第三者を通じて海外からも部品を調達するようになり、これが誤解の原因になった。タグについては、(中国から)輸入した部品をベトナムで組み立てた場合、「Made in Vietnam」のタグを付けるものと認識している」と陳情した。
タム会長は、「誤解により小売業者と銀行に見捨てられ、労働者2000人の生計が危機にさらされている」として、市場管理総局に早期の調査と客観的な結論を促した。