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グエン・スアン・フック首相はこのほど、紅河デルタ地方ビンフック省で建設省の調査官らが賄賂を要求した容疑で逮捕された事件を受けて、公務活動における汚職などの不正行為の防止策強化に関する公電を送った。
フック首相は、公務員が公務活動において個人的利益のために権限を悪用して、相手に嫌がらせや迷惑をかける行為を働いたり、不正行為に手を染めたりすることで、国民の怒りを買い信頼を失っている現状があることを認めた。その上でこうした事態を防ぐため、中央省庁や地方政府の長が、汚職防止に関する共産党や国の規定を厳守する鏡にならなければならないと強調した。
公電は具体的な防止策として、◇公務員が国民や企業と直接接する場にはオンラインカメラを設置して録音録画し、監視部門を設けること、◇国民や企業が公務員の法律違反行為を通報するホットラインを設置し、電話番号を公表すること、◇法執行機関に対する監察を強化すること、◇デリケートで複雑な業務を行う公務員は、定期的に人事異動させることなどを指示している。