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画家レ・フォー(1907~2001年)が描いた油絵の裸婦画(1931年)が26日、ベトナム人画家の作品としては過去最高額の140万USD(約1億5400万円)で落札された。ベトナム人画家の快挙に国内の画家界から歓喜の声が上がっている。
裸婦画が落札されたクリスティーズ香港のオークションは、アジア20世紀及び現代美術をテーマに24日から28日にかけて開催された。オークションにはベトナム人138人を含む画家232人の作品が出品された。
その中でレ・フォーの裸婦画は入札額が開始時点から2.5倍まで跳ね上がり、米国在住のベトナム人の美術品収集家がクリスティーズ香港における今期オークションの最高値で落札した。この収集家はレ・フォーの別の裸婦画「海水浴」(1938年頃)もおよそ117億VND(約5600万円)で落札した。
レ・フォーの作品ではこれまでにも「家族の暮らし(Family Life)」(1937~1939年頃)が、2017年4月にクリスティーズ香港が開催した美術品オークション「モダン・アンド・コンテンポラリー」でベトナム人画家の作品として初めて落札額が100万USD(約1億1000万円)の大台に乗ったことで話題になった。
この度のクリスティーズ香港のオークションでは、レ・フォーの作品以外にもトー・ゴック・バンの絵画「幻滅」が110万USD(1億2100万円)で落札されたのを筆頭に、多くのベトナム人画家の作品が高値で取引された。