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ロシアのサンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館で2019年9月22日まで、「ベトナム古文化の基礎」と題した企画展が開催されている。ロシアでベトナムの遺物が展示されるのは今回が初めて。
同展はベトナム文化スポーツ観光省とロシア側の協力により開催されているもので、ベトナム・ロシア友好関係基本原則に関する条約の締結25周年(1994-2019)と越露外交関係樹立70周年(1950-2020)に伴う活動の一環となっている。
ロシアを公式訪問中のグエン・スアン・フック首相と夫人およびベトナム政府代表団は21日に同博物館を訪れ、企画展を鑑賞した。フック首相は、世界で最も大きな博物館の1つであるエルミタージュ美術館で両国の協力によりベトナムの企画展が初めて開催されたことについて、文化スポーツ観光省のイニシアチブを称賛し評価した。
フック首相は、「300点以上のベトナムの遺物がロシアと世界の芸術の最高傑作とともにエルミタージュ美術館で初めて展示されることは名誉であり大きな喜びだ。これは、ロシアや海外の人々がベトナムの豊かで多様な文化遺産をより深く理解する機会になるとともに、ベトナムとロシアの人々の関係のさらなる深化に貢献するだろう」と述べた。
同展ではベトナムから運ばれた約300点の遺物を展示している。この中には、紀元前後のドンソン文化の銅鼓やサーフィン文化の双獣頭形耳飾をはじめ、ベトナム各地の文化交流の痕跡を示す遺物などが含まれている。