ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

世界で影響力のある大学ランキング、ベトナムの大学が初のトップ200入り

2019/04/08 05:52 JST配信
(C) tdtu
(C) tdtu

 英国のタイムズ(The Times)が発行する高等教育情報誌「タイムズ・ハイアー・エデュケーション(The Times Higher Education)」が発表した「THE大学インパクトランキング(THE University Impact Rankings)」2019年版で、ベトナムの大学が初めてトップ200入りを果たした。

 同ランキングは、世界の経済社会の持続可能な発展に大きな影響力のある76か国の450大学をランク付けしたもの。ランク入りした大学が最も多いのは日本で41校。続いて米国が31校、ロシアが30校となっている。

 ベトナムから初めてランクインしたのはホーチミン市にあるトンドゥックタン大学で、101-200位グループだった。同大学は、英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds=QS)が発表した「QSアジア大学ランキング(QS Asia University Rankings)」2019年版でも291~300位グループに入っている。

 同ランキングは、持続可能な開発目標(SDGs)のうち、◇健康と福祉、◇質の高い教育、◇ジェンダー平等、◇働きがいと経済成長、◇産業と技術革新、◇不平等の是正、◇持続可能な都市とコミュニティ、◇責任ある生産と消費、◇気候変動対策、◇平和と公正、◇パートナーシップの11の指標に基づいて各大学をランク付けしている。

 トンドゥックタン大学は「パートナーシップ」が72.8ポイントで最も高く、「持続可能な都市とコミュニティ」が67.5ポイント、「気候変動対策」が63.9ポイント、「質の高い教育」が48.1-58.3ポイントだった。

 トンドゥックタン大学と並んで101-200位グループに入ったのは、◇ディポネゴロ大学(インドネシア)、◇ガジャ・マダ大学(同)、◇コンケン大学(タイ)、◇マラヤ大学(マレーシア)、◇マレーシア工科大学(同)など。

 日本からは、◇京都大学(48位)、◇東京大学(52位)、◇慶應義塾大学(91位)の3校がトップ100入りしたほか、トンドゥックタン大学と同じ101-200位グループに、◇千葉大学、◇北海道大学、◇金沢大学、◇名古屋市立大学、◇大阪大学などが入っている。

 同ランキングのトップ5は以下の通り。

1位:オークランド大学(ニュージーランド)
2位:マックマスター大学(カナダ)
3位:ブリティッシュコロンビア大学(カナダ)
4位:マンチェスター大学(英国)
5位:キングス・カレッジ・ロンドン(英国)

【関連記事】

世界で影響力のある大学ランキング、ベトナムから13校ランクイン (2024/06/14)
世界で影響力のある大学ランキング、ベトナムから9校ランクイン (2023/06/05)
世界で影響力のある大学ランキング、ベトナムから7校ランクイン (2022/05/06)
世界で影響力のある大学ランキング、ベトナムから4校ランクイン (2021/04/26)
トンドゥックタン大学が研究成果水増し、学長が職務停止処分 (2020/08/26)
THE世界大学ランク、トンドゥックタン大学が教育の質でトップ200入り (2020/04/28)
世界大学就職ランク2020、ベトナム国家大学ホーチミン市校がトップ500入り (2019/09/24)
THE世界大学ランク、ベトナムの大学3校が初選出―2校がトップ1000入り (2019/09/13)

[THE 03/04/2019 / VTCNews 13:05 04/04/2019, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
コンベヤのJRC、ベトナム子会社をフンイエン省に設立へ (3:00)

 コンベヤや環境プラント、ロボットSIなどの事業を手掛ける株式会社JRC(大阪府大阪市)は、同社100%出資のベトナム子会社を北部紅河デルタ地方フンイエン省に設立する。  ベトナム子会社「JRCベトナム(JRC V...

ベトジェットエア、運賃最大100%割引キャンペーン 3日間限定 (2:31)

 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、年末の旅行シーズンに合わせて、12月17日(水)午前0時から19日(金)23時までの3日間限定で、すべてのベトナム国内線

ハイフォン港、年間貨物取扱量が200万TEUを初突破 (16日)

 北部紅河デルタ地方ハイフォン市で港湾群を運営する港湾大手ハイフォン港[PHP](Hai Phong Port)は14日、2025年年初からの貨物取扱量が200万TEUを突破したと発表した。

湖の上の「越僑集落」、カンボジアから帰国した人々の暮らし (14日)

 東南部地方ドンナイ省ディンクアン村のスオイコー地区に面するチアン湖では、カンボジアから帰国した越僑(在外ベトナム人)150世帯以上が、電気も上水道もない水上家屋で暮らし、網漁で日々の生計を立てている。...

日本政府、ベトナム中部の洪水被害に150万USDの緊急無償資金協力 (16日)

 日本政府は12日、ベトナム中部における甚大な洪水被害に対する支援として、150万USD(約2億3300万円)の緊急無償資金協力を実施することを決定した。  今回の緊急無償資金協力により、国際移住機関(IOM)を通...

交通事故被害者の救急搬送、個人救助者に最大3万円の支援金 (16日)

 道路交通事故の被害軽減基金に関する政令第279号/2025/ND-CP(12月15日施行)では、交通事故被害者および救助者への支援制度が新たに導入された。  支給される支援金は、身体損傷率に基づいて規定されている...

ホーチミン~カントー~カマウ鉄道、建設省がCTグループの提案審査 (16日)

 ファム・ミン・チン首相はこのほど、CTグループ(CT Group)が提案しているホーチミン市~カントー市(南部メコンデルタ地方)~カマウ省(同)間鉄道プロジェクトを審査するよう建設省に指導した。    CTグルー...

信頼性の高い輸送企業、ジェマディプトがロジスティクス部門1位 (16日)

 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)は11日、2025年の信頼性の高いロジスティクス・輸送企業トップ10を発表した。ロジスティクス部門では、ジェマディプト港湾海

ベトナムと中国、国境ゲートでの貨物双方向輸送の試行開始 (16日)

 ベトナムと中国の両国当局は10日、国境ゲートを通じた貨物の双方向輸送方式の試行を開始した。期間は2026年12月9日までの1年間となっている。試行は、以下の3つの国境ゲートの専用道路および通関レーンで実施す...

年間外国人観光客2000万人を初達成、フーコック空港でセレモニー (16日)

 ベトナム国家観光局によると、フーコック国際空港(南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック島)で12月中旬に、年間外国人観光客2000万人達成を祝した記念式典が催される。  2025年はベトナム観光業の65年...

韓国コーロン、ホーチミンにエアバッグ素材工場を設立へ (16日)

 韓国化学素材大手のコーロンインダストリー(Kolon Industries)はこのほど、自動車安全システムを提供するスウェーデンのオートリブ(Autoliv)との間で、エアバッグ用素材供給に向けた契約を締結した。  両社...

ドンナイ省:国内初のLNG火力発電所が落成、投資総額14億USD (16日)

 ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)と子会社のPVパワー[POW](PV Power)は14日、東南部地方ドンナイ省で第3ニョンチャック液化天然ガス(LNG)火力発電所および第4ニョンチャ

ハノイ:大気汚染深刻化で空気清浄機の需要増、日本製中古品も人気 (16日)

 ハノイ市で大気汚染が深刻化している中、多くの家庭が健康を守るため空気清浄機を買い求める動きが強まっている。市内の家電量販店では需要が急増しており、特に子どもや呼吸器疾患の患者を抱える家庭からの需...

ハノイ:13.5万人収容の巨大スタジアム建設へ、世界2番目の規模 (16日)

 ハノイ市トゥオンティン村人民委員会は現在、地場系コングロマリットのビングループ[VIC](Vingroup)が提案したオリンピックスポーツ都市区エリアBの詳細計画(縮尺500分の1)について

日本映画祭2025、ベトナム4都市で開催 日本映画10作品を上映 (16日)

 国際交流基金ベトナム日本文化交流センターは、ハノイ市、北部紅河デルタ地方ハイフォン市、ホーチミン市、南中部地方ダナン市のベトナム4都市で、12月12日(金)から2026年1月25日(日)にかけて「日本映画祭(Japa...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved