イメージ写真 写真の拡大. |
メコンデルタ地方ロンアン省ドゥックホア郡ハウギア町で21日17時ごろ、若い男性が自分の子供と遊んでいたところ通行人から誘拐犯に間違われ、刃物で刺され死亡するという痛ましい事件が発生した。
死亡したのはレ・ホアイ・バオさん(29歳・同町在住)。バオさんは子供と公園で鬼ごっこをして遊んでいたところ、通りすがりの宝くじ売りの女性に子供を誘拐していると誤解された。
この女性が「誘拐だ!誘拐だ!」と大声で叫んで周りに助けを求めると、現場に居合わせた多くの住民らが集まり、そのうちの1人だったグエン・ゴック・ハイ・ディエン(男・26歳、同町在住)がバオさんから勢いよく子供を引き離した。
バオさんは周りの人々に子供が実子であることを説明したが、酒を飲んで判断力が鈍っていたディエンは納得しなかった。2人は口論となり、我を失ったディエンが近くの居酒屋からナイフを奪ってバオさんを刺した。
バオさんは地元の病院に救急搬送されて応急処置を受けたが、心臓を刺され出血多量で病院で死亡が確認された。警察はディエンを容疑者として逮捕し、捜査を進めている。