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世界遺産に登録されているエジプトのギザの大ピラミッド近くで現地時間2018年12月28日、走行中の観光バスの付近で爆弾が爆発し、バスに乗っていたベトナム人観光客らが死傷した事件で、現地で治療を受けていた負傷者の最後の3人が10日午前4時40分にベトナムへ帰国した。
同事件で重症を負った3人は、医師や医療専門家らも同乗した救急輸送機でホーチミン市タンソンニャット国際空港に到着した。3人は到着後、救急車で同市フーニュアン区のサイゴンITO病院へ搬送され、引き続き経過観察と治療を受けている。
3人のうち、女性1人は両脚、別の女性1人は片脚の手術を受けたほか、男性1人は踵を負傷している。3人とも健康状態は良好だという。
これに先立ち、同事件で死亡したベトナム人観光客2人とベトナム人ツアーガイド1人の計3人の遺体が6日にベトナムに到着した。また、軽傷者7人および負傷していない2人の計9人も1日に帰国している。
同事件を受けて、バオベトグループ[BVH](Bao Viet Group)傘下のバオベト保険総公社は被害者への保険金支払いを発表した。 それによると、死亡した3人の遺族に対して、1人につき24億VND(約1140万円)の保険金のほか、遺体の母国への輸送費などとして1億2000万VND(約57万円)を支払う。負傷者については、1人につき最大24億VND(約1120万円)の診療費などを支払う。