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世界遺産に登録されているエジプトのギザの大ピラミッドから約4km離れた路上で現地時間12月28日18時15分ごろ、走行中の観光バスの付近で爆弾が爆発した。
爆発により、バスに乗っていたベトナム人観光客2人、ベトナム人ツアーガイド1人とエジプト人ツアーガイド1人の計4人が死亡し、他のベトナム人観光客10人が重軽傷を負った。他のベトナム人観光客2人は無事だった。
爆弾は道路沿いの壁に仕掛けられていたとみられる。被害に遭ったベトナム人らは、レストランへの移動中に爆発に巻き込まれた。これまでのところ犯行声明は出ていない。
ツアーを催行したベトナム国内大手旅行会社のサイゴン観光総公社(サイゴンツーリスト=Saigontourist)は、ベトナム当局とエジプト当局の支援を受けて、死亡者の遺族と負傷者の家族のエジプトへの渡航を無料で手配した。
軽傷を負った7人と無事だった2人の計9人は、1月1日16時15分ごろにホーチミン市タンソンニャット国際空港を通じて帰国した。重傷を負った3人は引き続きエジプトの病院で治療を受けているが、命に別状はないことが確認されている。死亡者3人の遺体は数日内にベトナムに到着する。
今回の事件を受けて、サイゴンツーリストを含め、ベトナム国内の旅行会社各社は一斉にエジプトへのツアー手配を一時停止している。