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北中部地方タインホア省タインホア市のグエンチャイ高校はこのほど、フェイスブック(Facebook)に先生の悪口を書き込んだ生徒7人を停学処分とすることを決定した。これをめぐって「不適切な措置」として学校を批判する声が多くあがっている。
学校によると、1年生のTさんが10月1日に授業中に携帯電話を使用していたところを先生に発見され、没収された携帯電話は担任のB先生が預かることになった。
B先生は、携帯電話にパスワードがかかっていなかったため中身を確認したところ、Tさんが参加しているフェイスブック上のグループチャットで多くの生徒が学校と先生らの悪口を書き込んでいるのを発見。翌日の2日に学校にそれを報告した。学校は「学校の風紀を乱した」として、当該生徒から事情を聴くと共に、数度にわたって生徒の保護者と面談を行った。
学校風紀委員会はその後、「先生を侮辱し学校のルールに著しく違反したにもかかわらず、反省の意も示さなかった」と結論付けた上で、高校生の処分を規定する教育訓練省の1988年3月21日付け通達第8号に従って3人に1年間、4人に1週間の停学処分、1人に警告処分をそれぞれ科すことを決定した。
この決定を不服とした保護者らからの訴えを受けて、タインホア省教育訓練局は同校に対して問題の決定を早急に取り消し、生徒に対する処分を見直すよう指導した。