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英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds=QS)が発表した最新の大学ランキング「QSアジア大学ランキング(QS Asia University Rankings)」2019年版で、ベトナムから7つの大学がトップ500に入った。
順位が最も高かったのはベトナム国家大学ハノイ市校で124位。前年の139位から順位を大きく上げた。続いてベトナム国家大学ホーチミン市校が144位で、前年の142位から順位を2つ下げた。
このほか、ハノイ市のハノイ工科大学が261~270位グループ(前年291~300位グループ)、ホーチミン市のトンドゥックタン大学が291~300位グループ、メコンデルタ地方カントー市のカントー大学が351~400位グループ(前年301~350位グループ)、北中部地方トゥアティエン・フエ省のフエ大学(前年351~400位グループ)と南中部沿岸地方ダナン市のダナン大学が451~500位グループに入った。
同ランキングでは、2016版でベトナムからベトナム国家大学ハノイ市校とベトナム国家大学ホーチミン市校の2校が、2017年版と2018年版では同2校とハノイ工科大学、カントー大学、フエ大学を加えた5校がランクインしたが、今年はトンドゥックタン大学とダナン大学が新たにランク入りを果たした。
同ランキングはQSが2009年から毎年発表しているもので、◇学術的評判、◇雇用者の評判、◇学生1人当たり教員比率、◇論文1本当たり引用比率、◇教員1人当たり論文比率、◇教員の博士号取得比率、◇外国人教員比率、◇留学生比率、◇国内交換留学生比率、◇国外交換留学生比率、◇国際研究ネットワークの11の評価指標をもとに、アジアの大学をランク付けしている。国際研究ネットワークの評価指標は今回初めて取り入れられた。
日本の最高順位は11位の東京大学(前年13位)。トップ50には、◇14位:京都大学(同17位)、◇16位:大阪大学(同15位)、◇18位:東京工業大学(同14位)、◇23位:東北大学(同20位)、◇26位:名古屋大学(同27位)、◇29位:北海道大学(同31位)、◇30位:九州大学(同29位)、◇36位:早稲田大学(同39位)、◇42位:慶應義塾大学(同36位)、◇46位:筑波大学(同40位)が入っている。
同ランキングのトップ10は以下の通り。
1位:シンガポール国立大学(シンガポール)(前年2位)
2位:香港大学(香港)(同5位)
3位:南洋理工大学(シンガポール)(同1位)
4位:清華大学(中国)(同6位)
5位:北京大学(中国)(同9位)
6位:復旦大学(中国)(同7位)
7位:香港科技大学(香港)(同3位)
8位:KAIST(旧称:韓国科学技術院)(韓国)(同4位)
9位:香港中文大学(香港)(同10位)
10位:ソウル大学校(韓国)(同11位)