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ラオス南東部地方アッタプー県で23日夜に建設中の水力発電所のダムが決壊し、複数人が死亡し数百人が行方不明となる事故が発生した。ベトナム農業農村開発省によると、この事故によるベトナムへの影響は限定的だという。
この事故により、50億m3もの水が流れ出した。事故現場から約650km離れたベトナムのメコンデルタ地方アンザン省タンチャウ町に水が至るまでには約5~6日間かかると見られ、これにより同町の河川は約5cm増水すると試算される。
同発電所はラオス企業、タイ企業、韓国企業の共同事業で、2013年に着工し、2019年に竣工する予定のもの。出力は410MW、投資総額は12億USD(約1330億円)。発電量は90%をタイに輸出し、10%をラオス国内で使用する。