2015年末にホーチミン市1区のレストランの接客係が会計の際に日本人の会社社長のクレジットカードを不正に使用した事件で、同市警察は24日、捜査を完了し検察院に書類を送致したことを明らかにした。
捜査結果によると、インターネット・デジタル設備による資産横領の疑いが持たれているグエン・ハン・ドゥック・ニャー容疑者(男・28歳、メコンデルタ地方アンザン省出身)は、2015年末にレストランを訪れたメコンデルタ地方ロンアン省カンズオック郡にある会社の日本人社長からカードを預かった際にカードの番号とセキュリティコードを携帯電話で撮影し、情報を入手した。
ニャー容疑者は2015年12月から2016年10月までの間に、この情報を使ってオンライン決済でハノイ市にある会社からプリペイドカードなどを購入し、合わせて約8億4000万VND(約406万円)と172USD(約1万9000円)を不正に使用した。購入したカードは売りさばいて現金にし、オンラインゲームや映画の鑑賞券などの購入で全てを使い切ったという。
同容疑者は2017年10月に逮捕されており、近く出廷する見通し。