(C) ホーチミン市警察、VnExpress、チャン・ティ・ホン・フオン容疑者 写真の拡大. |
8月にホーチミン市内のバーで飲食代の精算にクレジットカードを使用した旅行客のオーストラリア人男性が、従業員に不正に高額の決済をされた事件で、ホーチミン市1区警察はこのほど、バーの元店主チャン・ティ・ホン・フオン容疑者(女・37歳、別名:チャン、ビンタイン区在住)の指名手配写真を公開した。
フオン容疑者はホーチミン市1区ベンゲー街区グエンシエウ通り5E番地(5E Nguyen Sieu St., Ben Nghe Ward, Dist.1, Ho Chi Minh)のバー「ナイトフォール(Nightfall)」の元店主。
8月11日に旅行客のオーストラリア人男性が飲食代の精算にクレジットカードを使用した際、理由をつけて8回にわたり暗証番号を端末に入力させ、実際の飲食代を超える3万9429AUD(約316万円)を不正決済したとされている。
捜査当局によると、同バーはフオン容疑者の依頼で弟のチャン・トゥアン・ミン(メコンデルタ地方ベンチェ省在住)名義で2012年に設立され、実際にはフオン容疑者が経営していたという。同バーは9月に閉店し、既に新しいオーナーが別のバーを営業しており、フオン容疑者は行方不明となっている。
一方でホーチミン市税務局によると、同バーは税務上では現在も営業中で5月12日に同じ通りの別番地へ移転したことになっているが、現在同住所にある建物は閉鎖され、看板も掲げられていないという。