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東南部地方バリア・ブンタウ省ブンタウ市ロンソン村を流れるチャーバー川で養殖場の魚が大量死した事故で、同省農業農村開発局は原因について「豪雨により河川の溶存酸素量及び塩分量が急激に減少したため」と結論付けた。
魚の死骸及び河川水のサンプルを分析した結果、毒素は検出されず、溶存酸素量及び塩分量が通常より非常に低い水準にあることが分かった。直前に発生した豪雨が溶存酸素量及び塩分量の減少に繋がったものと見られている。
この事故により、養殖業者約90世帯が影響を受けている。死んだ魚は254tに上り、被害額は約300億VND(約1億4000万円)に達する。
これに先立つ13日、同省タンタイン郡タンハイ村を走る国道51号線で、養殖業者らは魚の死骸を地面に並べて抗議した。周辺は激しい交通渋滞となり、警察が出動して交通整備を行う事態になった。
同川では2015年にも魚の大量死が発生し、原因は域内の工場14か所が未処理の廃水を川に流したことだと確認された。養殖業者らは今回の魚大量死も工場が流した未処理廃水によるものだと主張しているが、同省当局は工場の関連性を否定した。