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東南部地方バリア・ブンタウ省タンタイン郡タンハイ村を走る国道51号線で13日午前9時頃、同省ブンタウ市ロンソン村を流れるチャーバー川で魚の養殖を行う業者約10人が魚の死骸を国道に並べて抗議するという出来事が発生した。
業者らは、道を横切る形で重さ5kg以上の魚を地面に置き、座って抗議していた。これにより、周辺は激しい交通渋滞となり、警察が出動して交通整備を行う事態になった。この2日間、チャーバー川では魚が大量に死んでおり、多くの養殖業者が影響を受けている。
同川では2015年にも魚の大量死が発生した。原因は域内の複数の工場が未処理の廃水を川に流したことだと確認されたが、工場を展開する各企業は現在までに十分な賠償金を支払っていない。養殖業者らは今回の魚大量死も工場が流した未処理廃水によるものだとして強く抗議している。
同省人民委員会の副主席は自ら現場に足を運んで業者らの説得を試み、正午になってようやく現場は落ち着きを取り戻した。当局は午後に養殖業者らとの会合を開き、調査結果が出るまで待つよう説得した。